【埼玉県鶴ヶ島市|築43年】基礎コンクリートをアラミド繊維で根本補強した施工事例

埼玉県鶴ヶ島市にて、長年ご家族の暮らしを支えてきた築43年の戸建て住宅。
築40年という大きな節目を越え、「目に見えない床下の基礎コンクリートが、地震などの災害に耐えられるのか不安だ」というご相談から今回の施工は始まりました。
築年数が経過した住宅では、表面上は問題がなさそうに見えても、基礎内部では確実に劣化が進行しています。
特に築40年以上の物件において、私たちが最も注視するのが「コンクリートの中性化」です。
今回は、鶴ヶ島市の落ち着いた住宅街に建つ築43年の邸宅を舞台に、表面的な対処にとどまらない「根本的な基礎補強」のプロセスを、プロフェッショナルの視点から詳しく解説いたします。
- 築40年以上の基礎は「コンクリートの中性化」による強度低下のリスクが高い
- ひび割れを埋めるだけの「補修」ではなく、面全体を強化する「補強」が必須である
- 鋼鉄の約5倍以上の引張強度を持つ「アラミド繊維シート」の施工で基礎の耐久性を根本から蘇らせる
- 基礎補強と併せて適切な床下環境(防蟻・調湿)を整えることが住まいの長寿命化に繋がる
築43年の基礎に潜む「コンクリートの中性化」というリスク
鶴ヶ島市は比較的自然豊かで閑静な住宅街が広がるエリアですが、どのような環境であっても、年月とともに建物の基礎は必ず劣化の道をたどります。築43年という年月は、コンクリートにとって非常に過酷な時間です。
コンクリートは本来、強アルカリ性を保つことで内部の鉄筋が錆びるのを防いでいます。
しかし、空気中の二酸化炭素に長期間さらされることで、表面から徐々にアルカリ性が失われ、中性へと変化していきます。これが「コンクリートの中性化」です。
築40年以上が経過すると、この中性化が内部の鉄筋の深さまで到達している可能性が極めて高くなります。
中性化が進むと鉄筋が錆びて膨張し、内部からコンクリートを押し割ってしまう「爆裂現象」を引き起こす危険性があるのです。
- 築40年以上の基礎は中性化が深く進行している可能性が高い
- 表面にクラック(ひび割れ)がなくても内部劣化のリスクがある
- 爆裂現象が起きる前に、コンクリートを保護・強化する必要がある
「補修(対症療法)」ではなく「補強(根本治療)」を
築年数が経った基礎に対して、多くの業者が提案するのがひび割れに樹脂を注入するだけの「補修」です。
しかし、築43年の基礎に対して表面のひび割れだけを埋めても、それは一時的な対症療法に過ぎません。
中性化による全体的な強度低下は解決していないためです。
私たちが提供するのは、基礎そのものの強度を蘇らせる「補強」という根本治療です。
今回の鶴ヶ島市の現場でも、航空機や防弾チョッキにも使用される強靭な「アラミド繊維シート」を用いた基礎補強工事を実施しました。

基礎表面の汚れを丁寧に落とした後、専用の下処理剤(プライマー)を塗布し、基礎コンクリートと補強材の密着性を高めます。

保護・補強剤となる特殊樹脂を塗布し、その上から鋼鉄の約5倍以上の引張強度を誇る「アラミド繊維シート」を空気が入らないよう密着させながら貼り付けます。

さらに上から保護・補強剤を塗り重ね、アラミド繊維シートを完全に樹脂で挟み込みます。
これにより、基礎とシートが一体化し、強固な面として建物を支えるようになります。

ひび割れを埋めるだけの補修と、アラミド繊維シートで面全体を包み込む補強では、地震の揺れに対する耐力が全く異なります。
築43年という歴史を持つ基礎だからこそ、点ではなく「面」で支える技術が必要不可欠です。
基礎コンクリート自体の強度を回復させることに加え、長期間にわたってその状態を維持するためには床下環境の改善も重要です。
築年数が経過した住宅では、シロアリの被害や床下の湿気が構造材へ悪影響を及ぼしているケースが少なくありません。
今回の事例でも、基礎補強の完了後、木部を保護するための防蟻噴霧工事と、床下の湿度を適切に保つための調湿剤(グレートバリアマット)の敷設を必要最小限の範囲で実施し、住まい全体を足元から守る処置を行いました。
鶴ヶ島市での基礎補強に関するよくある質問(FAQ)
まとめ:築年数に応じた適切な基礎補強で安心の住まいを
今回は、埼玉県鶴ヶ島市における築43年の住宅の施工事例をご紹介しました。
築40年を超える基礎には、目に見えるひび割れ以上の「中性化」という深刻なリスクが潜んでいます。
そのような基礎に対しては、表面を繕うだけの「補修」ではなく、アラミド繊維シートを用いて面全体を強固にする「補強」を行うことが、建物の寿命を延ばすための唯一の根本解決となります。
ご自宅の基礎の状態を正確に把握するためには、専門的な知識を持ったプロフェッショナルによる客観的な診断が不可欠です。
少しでも不安を感じた場合や、他社からの指摘に迷いがある場合は、ぜひ一基礎の度専門家の視点を取り入れてみてください。
